JIS規格について

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塗り壁選びのコツ:メール講座 全7回
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調湿建材には、JIS規格があります。
70g以上の性能がないと、調湿建材とは言いません

塗り壁は、調湿すると、考えている人も多いと思います

しかし、塗り壁であれば、何でも調湿する訳ではありません。
漆喰の調湿性は、それほど高くないということを別のページで解説しましたが、他の塗り壁材も、塗り壁であるというだけで、調湿はしないのです。

調湿もしないのに、塗り壁だから調湿するという宣伝文句では、消費者が混乱するということで、「調湿する建材」には、JIS規格で厳格な基準が設けられています。

どのような基準かと言うと、テストしたい塗り壁材を、そのメーカーの施工要領に基づき、1mmなり、2mmなり塗った試験体が、実際に、どの程度調湿するかを測定して、調湿性能を客観的に評価するのです。

「調湿性能」とは、湿気の「吸放湿」ですから、
「吸湿」だけしても、「放湿」しなければ、意味がありません

そこで、JIS規格では、JIS A6909という試験方法を定めています。
これは、1m²に塗り広げられた試験体が、24時間の間に、何gの水蒸気を吸収する力があるかを測定します。またその後の24時間で、何gの水蒸気を吐き出すかを測定して、調湿能力を決定するのです。

試験体が湿っていると、正しい試験結果が出ないので、試験を開始する前に、試験体をJIS規格に基づき乾燥させます。そのことを、養生期間を取ると言います。

養生期間が終わったら、最初に湿度90%、温度23度の湿った空気の部屋に試験体を入れ、24時間後、重さが何g増えるか確認をします。その増えた重さが吸湿した水蒸気(水分)の量ということになります。

そして次に、試験体を湿度45%、温度23度の乾いた空気の部屋に移動させます。そして、24時間後の重さを計り、どの程度軽くなったかを確認します。

これが、放湿した水蒸気(水分)の量ということになります。

この意図的な、吸湿、放湿の実験を

繰り返し何度も行い、なんどやっても、吸湿量、放湿量が大きく変わらないことを確認し、その吸放湿の平均値をとって、調湿量とする訳です。

実際の試験においては、1m²の試験体では試験しにくいので、30cmほどの小さな試験体を作って、測定結果を1m²に換算しなおします。

JIS規格において、調湿性能があると認められる性能は、1m²の塗り壁で、24時間の調湿量が70g以上の性能がある製品のみです。

単位は、70g/m²/24h(70g、ぱーm²、ぱー24時間)となります。

つまり塗り壁だから調湿するという迷信じみた話ではなく、客観的な評価基準があるので、JIS規格(JIS A6909)に基づき、何g調湿する塗り壁であるのかを確認すればいい訳です。

見た目や、メーカーの宣伝に関係なく、JIS規格に基づき、何g調湿する塗り壁であるかを明示しているメーカーは信用できると思います。

塗り壁の魅力は、調湿性能だけではありませんが、もし、塗り壁選びの基準として、調湿性能を大事にしたい方の場合は、JIS規格の調湿性能試験を実施しているのかどうかを確認し、かつ、調湿性能が何gだったのかを確認されるといいと思います。

アトピッコハウスの3種類の塗り壁は、
全てJIS規格の調湿試験を実施しています

調湿性能は、珪藻土塗り壁「はいから小町」241g、花の塗り壁「漆喰美人」94g、カオリンの壁「パーフェクトウォール」は、61gです。

はいから小町は、JIS規格の3倍以上調湿し、漆喰美人は、JIS規格の70gをクリアした程度、パーフェクトウォールは、残念ながら、わずかに70gに届きませんでした。

したがって、はいから小町と、漆喰美人は、JIS規格に照らし合わせても、調湿建材だと謳えますが、パーフェクトウォールは、調湿建材とは謳えません。

といっても、一般的な漆喰の調湿量が40gとされていますので、パーフェクトウォールであっても、漆喰の1.5倍程度の調湿能力は、あるということになります。

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